Thursday, February 26, 2009

I Want To Be A Bird Now.

冬の太陽。真夏の2倍くらい陰を濃く冷たく、広く暖かく。

財産は思い出だけ。遠い旅の記憶。

以上が、tonight。 シングルモルトの談話、近所のマスターと。





アントニー アンド ザ ジョンソンズを聴く。

ニューヨークを思い出す。
ハドソン川越しに眺め。これ聴いてたなー、という記憶。目映い。
今夜は冷えるね。でもここでも財産は思い出だけ。寂れたブルックリンの街からマンハッタンの喧噪へ。
嫌いじゃなかったね。で、今。東京。2009年、冬。
悪くないよ。

住めば都。

これも、tonight。シングルモルトの談話、近所のマスターと。



Hope there's someone. Hope there's...

何かを超越した「うた」の力。震えるほど美しいね。

Monday, February 23, 2009

Smack, Crack, Bushwhacked. Tie Another One To the Racks, Baby!



Nobody tells you where to go.

全くその通りでいつも思うのだけど、世の中には如何なるアンサーもないんだ、と。

でもそれはよく忘れがち。
だから何処へ行こうが行かまいが、
内に向かえど外へ向かえど、只管研ぎすませと。
社会と断絶しようと社交的になれど、只管研ぎすませよと。
遊ぼうが働こうが、ただ只管研ぎすませよと。
器用に只管研ぎすませよと。何を?内を。外を。其れを、あれを、そう此れを!

濃霧の夜をドライブしてたのは?3年前。
吹雪の中で煙草吸ってたのは?2年前。
大都会で他人の車乗って騒いでたのは?1年前。
Tシャツで日本中をバックパッキングしてたのは?半年前。
社会から引き蘢って隅っこで泣いてたのは?3ヶ月前。

今は?どうなった?俺、楽しんでる?と問いかけては検証して、
上向いて突っ走るだけでクリアできてるんだったら、
そっか。なるほど。研ぎすますとはこういうこと?

今夜

濃霧はなくとも、
吹雪は吹かんとも、
車は無くとも、
バックパック背負ってはなくとも、
涙を流してもなくとも、

もう眠くて寝る準備バッチリで安心な今宵も
僕は永遠にDrive。どこにいようがいつも理想は On The Road で、
振り返れば今日も俺はお前らの歴史の1mmにだってなってやるんだぜ。


Wednesday, February 18, 2009

just because the cup is hot, doesn't mean the soup is.



ウィスコンシン時代。ドライブ用のヘビーローテだったバンド、midlake。
ウィスコンシン時代。英文学の教授に借りた一枚のアルバム「The Trials of Van Occupanther」。
ウィスコンシン時代。同教授がレディオヘッド meets フリートウッドマックと譬喩したweirdなバンド、midlake。
いつも。聴く度に僕の頭に浮かんでくる言葉は「良い音楽」というバンド、midlake。
数日前。dj taroか誰かがJ-Waveで流したのを久しぶりに耳にし、僕のリスナー熱が再燃しているバンド、midlake。
昨日。出勤時間も帰宅時間も連続で聴き続けていたバンド、midlake。
今日も。
明日も。おそらく。10年後のある朝も。昼も。夜もすこし。
「良い音楽」「良いポップミュージック」即ち、純血。blood horse.
ポップミュージックにおいてblood horse、純血なバンド、midlake。


ちなみにここでは「良い」についての定義は片隅に。

で、つまりポップミュージックとは何たるか。

well designated. thoroughbred.即ち blood horse.

売れたか、売れてないかじゃない。セルアウトだとか、そんなのは売れたくても売れない奴用のセリフ、そんな時代遅れな括りは何一つ説明し得ない。

pop. 即ち、communication. 聴き手と、鳴らし手の。mind to mind. そう、それ。
音楽はアートに成り得るけれど、ポップ音楽は?

well designated.即ち、デザイン。良い事象は10年後も変わらず、或はそれ以上の価値がある。それは必ずしもアートとイコールではない。のはご存知でしょうから、ここでは省略。

well designated. thoroughbred. 語源は、純血。

need better designated promotion. だからかな。midlakeは、ここ日本では比較的無名だ、still。
必要なのはプロモーション。多くのヒトの耳に届くためのプロモーション、a.k.a. 売れるための"セルアウト"行為

ー何が悪い? 多くの人がすべての音楽に対し、民主的に聴く権利を持つ。そのきっかけ、即ちtriggerをつくるのはいつだって我々民間の役割。
そこには当然のように、それに対し情熱を持って動く人の軍資金が発生し、そのinvisibilityが時として悪に見えるのかなぁ。でも、そのほとんどが推定で語られているそれはあまりに幼稚な判断だと思うよ。

それでは、今日の結論。


最近の似非アンダーグラウンドな文化は、無意味に閉鎖的に見える。

或は、

私はいくらか年をとりました。


それでは。また。

Tuesday, February 10, 2009

BROWN HOUSE HONEY BUNNY. HERE?



サントリー山崎を洒落っ気のない安物グラスにロックでトクトク。28ブロック入りの明治のブラックチョコレートを一気にほおばる。癖になる、つい食べ過ぎる。もう時計の針が1を指してる。ベランダで東京の夜景を見てみる。はぁ、明日という日に不安を覚える。「檸檬」を読んでみる。水圧がご機嫌ななめなシャワーを浴びる。マグに牛乳を注ぐ。扉をあける。電子レンジから戻れば途端に粋なホットミルクだ

明日は休みだった!

ほう、何をしてやろうかと作戦を寝る。

ん、でも何の祭日なのかをふと考える。

手帳をめくる。建国記念日。? 日本のか。大日本帝国じゃないよな、とか思ってみる。部屋が冷えてくる。でも今は冬だから。なんとなく今日は冬が寒くて良かったと思った。だから明日には夏が暑くてよかったと思いたい。友達が友達がよかったって思えば、僕が僕でよかったと思えるかね。世界は球体よりもでっかいクエスチョンマークみたいだけど、四角かった地球は今、とりあえず丸い。



地球は丸い、「誰も端っこ泣かないようにと」。
まじ良いPV。

Monday, February 2, 2009

behind or between the bars

或は、安部公房の「壁」を読んでいる時の現実が幻想に満ちていたあの時のように、

或は、午前3時にクラフトワークを聴いてたら、見知らぬ車が実家をぐるぐると何周もするのを見た記憶が確かにあるように、

或は、遠く離れてしまった昔の幼なじみが自殺したと聞かされたあの十代の頃のように、





「ベルカ、吠えないのか」以来、遠ざかっていた古川日出男。そんな古川の大作「聖家族」を今になってようやく読みきったのだけど、

それはとても感慨深いもので、読んだ直後にふらっと出た週末の池袋の雑踏をFour Tetの「Everything Ecstatic」を聴きながらうろついたら、
その時は僕にとって今は忘れてしまった大切なあの頃へやっと戻る事のできた貴重な時間だった。場所、自分という純粋だった。

一転

そのときの感情こそ、アニマルコレクティブの新作「Merriweather Post Pavillion」のレビューをするのにセカイイチふさわしいものだった。少なくともタワレコのレビューには負けもしないぜ。

アニマルコレクティブ。

そう、生きるのは悲しいことだからヒトはパーティーをする。何が悪い。誰が決める。俺。君。あなた。僕。誰?お前。あいつ。みんな。ま、いい。でも生まれちゃったんだよ、俺たち。

だからさ、その後なんだよ。自分のケツは自分で拭えってよ


あなたは人生に何を見てる?

だって、生まれちゃったんだよ、俺たち。