Saturday, June 13, 2009

when you flow like a cannonball,

印象深い出来事が二つ重なりました。

実は至極右よりで偏屈な僕はこの25年の歳月を経て、ついに2つの純国産による奇跡の綴り織りを見つけました。
いや、見つけたと言っては嘘かな。
大げさに言えば同時代に、簡略するならば2009年に突然フラっと現れたんだね。現れた?そうそうそう、そんな感じ。


「光と影」だよ、君!


どこにいても誰といても何をしていても何を思って見ても、
楽しんで笑っていても、悲しんで泣いていても、
人を助けていても、誰かを殺している最中だとしても、

人に殴られた日も、誰かを突き落とした日も、
誰かと繋がった日も、フラれた日も、
外国にいる日も、母国で呼吸する今日も、

無職の人も、エリート君も、
母親も、信号待ちしているあのおっさんも、
土地を唄い人生を育むアボリジニも、ウォール街の金融マンも、

誰でもない、どこにもない、それぞれの光と影を持ってる、と。

2009年「オレ的 奇跡のtapestry」は、

祝再発の森山大道が撮った「光と影」
もうひとつはハナレグミが唄った「光と影」


毎晩、森山大道の「光と影」を寝る前にぼんやり眺めていたら、
さっき、ハナレグミの「光と影」を流して明け方の山手通りを自転車で走ってた時、
いろーんな光と影がフラフラと彷徨っていて。

ギターケースを肩にかけ俯く中年のひと。
死んだように身動き一つしない寝そべったホームレス。
酔っぱらって携帯片手に壁にたてかかってるビジネスマン。
泣きながら怒鳴ってる女と男。
ポータブルラジオ片手に散歩しているおじいちゃん。
シート倒して寝てるタクシーの運転手。
疲れた顔で交通整理している警備員。

それぞれ一体何を、どんだけ重いもんを背負ってるのかは分からないけど、

あいつはきっと今頃、温い布団の中で良い夢でも見てるんだろうし、
あいつはきっと今頃、友人の引っ越しの手伝いでもしているんだろうし、
あいつはきっと今頃、ニューヨークでせっせと働いているんだろうし、
あいつはきっと今頃、大阪でマッシュルームでも食ってぶっとんでんだろうし、
あいつはきっと今頃、ネパールあたりで今夜の寝所を探しまわってんだろうし、
あの人はきっと今頃、マカオのカジノでなってディーラーと戦ってるんだろうし、
あいつはあるいは今頃、将来に不安を抱いて一人眠れない夜を過ごしてるのかもしれないし、
あの人はもしかしたらもう、カメラを抱えて散歩に出ているのかもしれないし、
あいつはまた、グダグダとゴールデン街で潰れているのかもしれないし、
あいつは首吊った後に結局、天国にいってるのかもしれないし、或は地獄にいったのかもしれないし。

あの時どん底まで苦しんで感じたあの悔しさが、今の君の出世を助けていて、
君が眠れなくて辛い夜には、どこかでは誰かが呑気にウトウト昼寝していて、
あの時は幸せいっぱいだったはずなのに、今じゃ君は借金に追われていて、
君が肝臓の検査にひっかかった時、どこかでは誰かが浴びるように酒を飲んでいて、
君が眠るその時間に、どこかでは誰かが朝を迎えている。

60億の存在と60億の時間がお互いそれぞれ持ってるのは結局光と影で、
見える先も、振り返る過去も、その瞬間もお互いが反発し合って、
或は調和し合って映る、残る、感じるのは光と影。とか?そういうことじゃない?

イエスかノーじゃなくって、
正しいか間違っているかじゃなくって、
光か影でもなくって、

光と影。じゃない?

そしてそれは、誰でもない、他でもない、それぞれの光と影。みたいな?

2 comments:

koichi said...

ハナレグミ、私も最近はまってます。
カメラを抱えて散歩しながら、ね(笑)。

kazuya h. said...

ハナレグミ良いですよね。
このPV大好きなのですが、でもやっぱりメロディと歌詞が飛びぬけて好きです。かつてのスーパーバタードッグでは忌野清志郎とも一緒に歌っていてそれも好きでした。

カメラを抱えてというのは、ちょうど書いてた時間が明け方だったんです笑 +酔っ払っていまして。。